こちらは綿織物の産地で、まず最初は播磨染工株式会社さん
先初めといって先に糸を染めてから織るので糸の染色工場を案内していただきました。
出来た布を染めるのではなく、先に糸を染めるのです。
これが染める前の横糸。
1つが何万メートルも巻いているそうです
中までしっかり染まるように、染めの為だけにメッシュの軸に巻きなおしてあります
この横に長いのが縦糸。
実は横幅1m以上あります
すすぎまで自動で行われるようです。
だいたい1色染めるのに8時間から10時間かかるそうです
白い糸って脱色してるのかなと思うでしょ
実は白く染めてあるんですって!!
色の調合はコンピューターに入力して製作するそうです
過去に調合して作った色見本だけの部屋も見せていただきました
こんな本の少しの違いの色合いまで、お客様の依頼にこたえられるように膨大なサンプルが用意されているようです
また木製ボタンの染色やウッドビーズの染色も試作されていました。
体に触れても安全な染料で染めてあるそうですよ
さすがにプラスチックは染まらなかったそうですが
木のやさしい風合いが残ったかわいいボタンが、パステルカラーになって、作れる幅が広がりそうですね。
一般販売はまだしていないそうなので、興味のある手芸店さんは問い合わせてみてはいかがでしょうか?
今は科学染料を使い、ほぼ色落ちはしないのだそうです。
たまに、どこの国の生地かわからないもので
洗濯どころか縫っている最中にどんどん色が落ちて白いミシンが淡く布の色に染まるような生地もあるのですが、ほぼ色落ちがないとはありがたいですね!
廃液も自社敷地内で処理して自然に害のない状態にして川へ流しているそうです。
廃液の残りは粉にして別途肥料の材料になるそうです。
環境に配慮されながら、こうやって糸は作られているのですね
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